◆期間 平成16年4月1日(木)〜16年6月4日(金)
◆場所 三重県度会郡大宮町滝原121
ドライブインあら竹 レストラン特設ギャラリー
◆時間 平日 9時〜18時 土・日・祭日は9時〜18時
◆入場 無料
1950年代の電車中吊り広告の
所有者さまからは
下記のコメントをいただいております。
「1950年代の電車中吊り広告−。
昭和の年号で言えば、昭和20年代後半から昭和30年代前半にかけて
京阪神を走る国鉄の普通列車等の車内に使われた広告のことです。
当時は、暗い雰囲気だった戦後復興期から
日本が経済大国に躍進する高度経済成長期へ
向かおうとする時期であり、
印刷技術も向上してきたため
様々なデザインの広告が作られるようになり
庶民の消費意欲を触発させるものでした。
この広告、私の父親が
元国鉄職員で大阪の宮原電車区や森ノ宮電車区等に勤務していた
叔父から譲り受けたもので
当時、裏が白い大きな紙は子供にはなかなか手に入らなかったため
使用済み(一部未使用)の広告を電車区から持ち帰り
絵を書きたい子供等に与えたというものです。
現在私が保有しているのは約150種類にのぼり
主なものとしては銀行の定期預金、たばこ、ビール、菓子、週刊誌、
芸能雑誌、歯磨き、石鹸、大阪府復興宝くじ、競馬競艇等の公営ギャンブル、
映画、暖房機器、年賀電報等があります。
今回公開する広告はその一部ですが
実際にこれらの時期を経験している
特に戦前生まれの人には懐かしく感じていただけるのではないかと思います。」
ぴーちゃんが見てびっくりしたのは
雑誌「平凡」の広告〜〜〜
な、なんと、美空ひばりさんが表紙の本物の本が
宣伝広告の上に貼り付けてあるんですよ~~;
今ならパソコンで、切り取り・貼り付けってするところを
本当に実際の現物が貼り付けてあるの。
まさに、手仕事です。。。。
それに「BOBナッツキャラメル」のポスターは
今見ても、古さを感じないステキなセンス。
何でも戦前は○永のキャラメルより
メジャーだったとか〜〜〜。
銀行も「帝国銀行」という会社名が時代を感じさせますネェ。
定期の商品名が「ホームラン定期」
当時のプロ野球らしく
「赤バット賞」(川上哲治さん)「青バット賞」(青田昇さん)
のオマケつきのようです。
「別子鉱業」の新社屋完成の広告は
昭和20年代のの東京・新橋駅のホームからの眺望が
歴史の検証みたいで
興味ある方には大切な資料かもね。。。。
実は「「別子鉱業」は現在の「住友金属鉱山」。
詳しくは、こちらをご覧ください。
また、印刷関係の方がさっそく展示をご覧になって
「この時代にこの多色刷り印刷は
経費・時間・手間共にたいへんだと思うよ。
プロの僕らが見てもすごい資料だねぇ」
とお褒めの言葉をいただきました〜♪
ぴーちゃんが下手に説明するより
実際にどうぞごらんになってくださいませ。
すんごく面白い展示となっております〜♪
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