第21回地域のギャラリー
西本茂「鉄道写真展
国鉄紀勢本線各駅停車の旅
◆期間 平成16年12月15日(水)〜17年4月16日(土)
◆場所 三重県度会郡大宮町滝原121
ドライブインあら竹 レストラン特設ギャラリー
◆時間 9時〜18時
◆入場 無料
昭和50年代の国鉄紀勢本線の各駅を
(旧「紀勢東線」と呼ばれた多気から鵜殿までの全31駅)
4回に分けて各15枚ずつ展示
☆☆ 作品入れ替え予定 ☆☆
1回目:12月15日(水) 〜
2回目:1月18日(火) 〜
3回目:2月15日(火) 〜
4回目:3月15日(火) 〜
今回はHP
「NISHIMOTO EXPRESS」を公開してる
ハンドルネーム:急行紀州1号さん こと
西本茂さんの鉄道写真展です。
昭和59年夏の日
西本さんのお父様が家族旅行の記念にと撮影した
懐かしい匂いのする写真の数々。
紀勢本線の旧・東線部分
多気(たき)から鵜殿(うどの)までの全31駅を
それぞれの駅舎とホーム上にある駅名板をカメラに収めたものです。
今回は4ヶ月のロングランですので
31駅を4回に分けて
じっくりご覧いただく趣向です。
あっ、もちろん、西本さん本人の写真もありますよ〜♪♪
作品を前に西本さん
残念なことにお父様は昨年の12月11日に
お亡くなりになったとか。。。。。
今回、お父様の写真を中心に展示することで
いくらかの親孝行も出来るかなって気分の
西本さんとぴーちゃんです~~*
お父様の写真をスキャナで取り込み
再現してくださった西本さん。。。。
昔のカラー写真の複製と大伸ばしだけに
キレイな色を出すことに
ご苦労があったようです。
そんな息子さん姿を遠くからながめ
天国のお父様も
きっと喜んでくださってることと思います〜♪
ここからは、西本さんの思い出です。
国鉄時代の各駅は
木造でそれぞれに趣が異なり
子供心に「次、降りる駅はどんなんかなぁ〜」
ってワクワク・・・・・・。
58年にほどんとの駅が無人化されたんで
駅自体が「シ〜〜〜〜ン」と
静まり返ってるもの寂しさを感じたとか・・・。
大泊(おおどまり)から波田須(はたす)の駅は、車で訪ねたけれど
あまりに静か過ぎるくらいのところにあり
通リこしてしまったとか・・・・。
集落を見つけて、きいて、きいて、やっとたどり着いたとか・・・(笑い)
実は、波田須(はだす)は
「日本の秘境駅」にも選ばれる
かなり奥まった立地条件に立つ駅でした^^;;;(大笑い)
新鹿駅に着き
ホームの駅名板を見つけたと時は、その大きさにびっくり!!
小学生の西本少年を驚かせたその看板は
どんな大きさだったのか・・・・・
今となっては知る術がありませんが・・・(笑~~;;;)
思い出のよみがえる西本さんは
とてもいい顔で
ぴーちゃんとの話も弾みます〜♪
ドライブインの近所の
「川添」「栃原」「三瀬谷」「滝原」などは
駅が今では全部立て替えられております。
昭和50年代までは駅の看板も頑丈そうな木の板に
それぞれ手書きのいい文字で駅名が書かれてます。
今とは、まったく風情が違いますのよ。。。。。
(JR東海になり、統一表示になってることは
西本さんのような鉄道愛好家にはたいへん残念なことのようです)
ぴーちゃんが
「なんで、昔はこんなに個性的やったん?」
と西本さんに尋ねますと
「明治の頃から、どんな小さい駅でも
駅舎はその村、その町の玄関やんか。
それぞれに住んでる人の往来は全部駅から始まったやろ。
なるほど〜〜〜〜〜〜〜
駅舎はそこに住まいする人の誇りですね。
「鉄道は文化」と西本さんはたいへんいいお話を
ぴーちゃんにしてくださいました。
駅弁屋ぴーちゃん、日々勉強でございます〜〜♪
また、今回のお楽しみとしては
会場に西本さんがいらっしゃる日に限り
国鉄時代のキップ、記念スタンプなど
持参いただきます。
これも几帳面なお父様が丁寧に
ファイルしてくださって
今となってはとても貴重な品々です。
昭和50年代の鉄道雑誌なども
西本さんがご用意くださいました。
これにあら竹の「元祖特撰牛肉弁当」が載ってたんで
またまたサプライズ!!!のぴーちゃんです。
もちろん、西本さん自身の鉄道写真を集めた
アルバムも5冊常設しております。
なんと、フイルムつきカメラの「写るんです」で撮った
鉄道写真も中には収められております。
・・・・・でも、聞くまで全然ワカリマセンデシタ・・・・・
鉄道写真は、道具でなく撮影者のハートだ!!!
っていうことの表れと強く思うぴーちゃんです。
みなさま、ロングランですので
ど〜〜ぞ作品入れ替えの度に
何度もお運びくださいね〜♪
《参考までに》
平成17年2月10日付け
中日新聞
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